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NEWS RELEASE 新着情報

財政

若手市議会の会研修・町田市

投稿忘れてましたが、一昨日は若手市議の会の勉強会で町田へ。
新公会計制度と分かりやすい開示を先進的に行っている町田市の取り組みと、まちづくり立川という民間からの地域発展の取り組みを学びました。

袖ヶ浦市でも今年9月にでる昨年度決算から新公会計制度に基づく資料となる予定であり、より民間が見ても分かりやすく、行政コストの見える化が進むことが期待されます。

なお、最近活動の様子などは投稿のしやすさから主にFacebookページやTwitterでこまめにアップしています。
両方とも見るだけなら登録など不要ですので、トップページのリンクからご覧ください。

 

厳しい傾向の28年度決算

本日で9月定例化も閉会。
議案・請願はこれまでご紹介したような異論はあったものの、全て可決となりました。

さて、今回は決算があり私も決算特別委員会として中身を精査しましたが、ざっくりと28年度決算の状況をお知らせします。

2つグラフの画像を用意しましたが、一つ目は他市との比較。
他の自治体の議員や職員の方と話していると「袖ケ浦市は財政いいから…」と未だに時々言われることがあるのですが、言うほどでもないですよ…というもの。
特に予算の自由度が高くないのが課題です。
※他市の28年度決算数値はまだHP掲載がなく昨年の数値を使用しているため、あくまで目安です。

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二つ目のグラフは過去10年分の推移をグラフにしたもの。いったん下がった後、財政力は横ばい、自由度はどんどんなくなっていく傾向にあります。

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実はこれでも景気効果などで以前の予測よりもだいぶ税収が上振れしており、「予測より良かったのだから、縮減したサービスを戻すべき」という意見の議員の方もいます。しかし長期的に見ると、決して楽な状況ではないのがお分かりいただけるのではないかと思います。

抑えるべきところは抑え、投資すべきところは投資する。当たり前ではありますが、こうしたメリハリの重要性が年々高まっているように思います。

予算特別委員会終了

本日で予算特別委員会が終わりました。

国会では予算と関係ない話題にかなりの時間が割かれている…とグラフ化されているニュースを見ましたが、市議会ではしっかり3日間かけて予算を一つ一つチェックしました(笑)。

以下に新たな予算や変更のあったものについてジャンル分けして一部ピックアップしてみました。
(私見でざっと拾い上げたものなので、漏れはご容赦ください)

【防災・防犯・環境・安全】
*備蓄倉庫の備蓄品にアレルギー対応の食糧を追加。
*災害対策コーディネーターを育成。
*廃棄物の不法投棄を監視する体制を強化。
*粗大ごみ処理施設の改修について設計開始。
*蔵波台6丁目にゾーン30(制限速度30km)の標識等を設置。
*蔵波台交差点に右折信号を設置。
*袖ケ浦高校付近のがけ地について対策工事を実施。
*市民会館の改修開始(大ホールが使用できなくなります)。

【教育・子育て】
*小4~中3の生活困窮者の子どもに対する学習支援等を行う場を設置。
*新たに設置される認定こども園(袖ケ浦駅海側)と認可保育所(蔵波)の設置費用補助。
*妊娠~出産後6か月まで炊事洗濯や授乳・おむつ交換の補助を行ってくれるヘルパーサービスを700円/1時間(減免あり)で提供。
*小中学校普通教室への空調設置について設計(見積もり)開始。

【福祉】
*定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所及び小規模多機能型居宅介護事業所の整備を補助して誘致。
*介護予防の取り組みに専門のリハビリ職の方が関わる仕組みを新設。

【産業】
*飼料用米等の作付けを促して水田の有効利用を図る。
*農家レストランに取り組む事業者を支援。
*6次産業化(生産・加工・販売まで一貫して行う)の取り組みへの補助。
*創業者に50万円まで補助。さらに創業資金の融資制度も新設。
*袖ケ浦産米粉を使った天ぷら粉やホットケーキミックスを開発。

「この項目はどういうこと?」とか「あの予算はどうなってるの?」などあればお気がるにコメントください。

務企画常任委員会(17.3.6)

3月定例会、委員会審議初日は所属する総務企画常任委員会でした。

最も時間をかけたのは補正予算の審議で、いくつかピックアップすると下のような内容でした(他の議員の方の質疑内容含む)
・長浦駅舎の完成や家屋、太陽光発電施設等の増加により固定資産税収入+約5,700万円
・バスの補助事業は平岡線とのぞみ野長浦線は利用者数増えているものの、馬来田線で利用者減となったり車両償却費増で結果的には+約230万円の支出増
・介護施設整備事業は近隣に興味を示している事業者はいるものの応募に至らず、来年度に持ち越し
・がん検診では子宮がん、乳がんともに無料クーポン事業を行うなど普及に務めたが、乳がん検診の方だけ増となった(芸能人報道の影響だそうで…)
・ふるさと納税は件数ベースだとチーズケーキや農産物、金額ベースだとゴルフが人気で、昨今の全国的ブームもあり+700万円
・イノシシ対策の柵は広さがまとまらないと県の補助基準に達しないため、採択が予定より進まなかった
・教育施設のトイレ改修、空調整備などのために積立金5,000万円を計上

終了後は残土条例について会派でひたすら検討。どの道批判の声がある難しい問題ですが、様々な視点からバランスがとれる着地点はないか探したいと思います。

道の駅・保田小学校

ちょっと前にテレビでも話題になっていたので、鋸南町の新しい道の駅・保田小学校に行ってきました。

名前の通り廃校となった小学校をリノベーションした道の駅で、とてもお洒落!
温泉や簡易宿泊施設、子供用のプレイルーム、カフェもあり、滞在型と銘打つだけあって、土産屋に留まらない良い施設でした。

…ただし、総事業費約12億円というのが気になります。
もともと廃校を利用することでコストを抑えるという意義があったはずなのですが、普通の道の駅よりもコストがかかっています。(一般的な道の駅は10億円も行きません。建築費が高騰しているのは百も承知ですが…)
実際建物を見るとわかるのですが、もともとのベランダ部分の先に増築したり、体育館がもはや別物レベルでリノベーションしていたりと、かなり気合が入っています。
しかも体育館を生鮮品を扱う産直市場としているので、空調コストがものすごいのでは…
国の補助金も入っているとはいえ、これ、ペイできるんでしょうか?

くしくも先日、山本幸三地方創生大臣が「地方創生とは地方の平均所得を上げること」との定義付けをし、まちづくり界隈(?)では「ようやく当然のことを言 う人が出てきたか」と言われていますが、この道の駅が生み出す利益+周辺地域の所得向上が事業費に見合わなければ、最終的に割を食うのは将来世代です。
しかもハコモノは最初の事業費だけでなく、維持修繕コストも生じます。
「交流人口が○人増えた」というような指標は通過点にすぎません。
保田小学校が事業費に見合うだけの効果を出すことを祈ります。

まあ、普通に寄る分にはとても良い施設ですよ!個人的には千葉県南部の道の駅で一番好きです。
IC降りてすぐなので旅行の際にはぜひ!

 

袖ケ浦市の課題:公共施設等の維持コスト

袖ケ浦市の財政は、今のところ相対的にはかなりいい方です。
(東洋経済・都市データパックの財政健全度ランキングでも790自治体中45位。)

ただし、これはあくまでも「今のところ」かつ「相対的に」、という条件付きです。
全国的な課題ではありますが、経済としても継続的な右肩上がりを当てにできず、生産年齢人口(15~64歳の、一般に税収入源となる層)は減少していく中にあたっては、全く油断できません。

というか、既に今ある公共施設等(※1)をこれから先にかけて維持更新していくお金も足りないことが分かっています。

図1(※2)は袖ケ浦市の市税収入の推移ですが、近年はほぼ横ばいなものの、ピークの平成9年から比べると約2割、額にして約33億円の収入減となっています。
また、今のところダイレクトには響いていませんが、全国的な傾向通り生産年齢人口も減少傾向であることから、収入の基盤は弱くなっていると言えるでしょう。

では、これから先の支出はどうなるのか…図2(※3)が向こう40年の公共施設等維持更新コストの推計ですが、40年間で約2,100億円、1年あたり約53億円が必要になるとの計算が出ています。
この数年の実績としてはだいたい年間38億円の支出でしたので、約1.4倍の支出増になってしまうわけです。

放っておけば、今の若い世代~青年が高齢にさしかかる頃、あるいは小さな子供たちが大人になった頃、立ち行かない状況になりかねないのです。

未来のことを考えるならば、メリハリのある施設整備の選択、効率的な維持管理、収入増となる施設の活用など、いろいろと検討しなければなりません。

※1…市民文化系施設や福祉施設・学校等をはじめ、道路、上下水道、公園、河川などを含む。
※2…千葉県年齢別・町丁字別人口調査および袖ケ浦市公共施設等総合管理計画より作成。
※3…袖ケ浦市公共施設等総合管理計画より抜粋。