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空き家バンクの意義

近頃話題の空き家バンクですが、袖ケ浦市でもスタートします。
しかし難しいなと思うのは、やり方次第では普通の不動産仲介と変わらなくなってしまうということ。「空き家となっている不要な住宅を売却/賃貸させる」ってだけならまんま民間の不動産仲介業者がやっている話ですからね。(私も昔この「売りに出しませんか?」という営業をしたことがあります笑)袖ケ浦市が始める空き家バンク制度も契約に市が絡む訳ではなく、あくまでもマッチングだけして契約関係は不動産業者が行うものです。…スー○やアッ○ホームやらで十分なのでは?と思えてしまいます。
不動産仲介の情報ってかなり統一されている業者向けのネットワークシステムがあるので、「あの不動産屋にいかないとこの物件は紹介してもらえない」というのはほとんど無いんですよね。さらに、市は空き家にしておく理由のアンケート調査を平成26年に行っているのですが、1位は「物置として必要だから(44.9%)」。
この方たちは恐らく空き家バンク制度があっても登録してもらる可能性は非常に低いでしょう。とはいえ今回始める制度は特別なシステムを利用するわけではなく市のHPにただ掲載するだけなので、費用はほとんどかからず、来年度から進められる予定の国が進める空き家バンク制度一元化までのつなぎのような性格です。
従って現時点ではお金をほとんどかけていないのでいいのですが、問題は一元化されたときに費用負担をするだけのメリットがあるシステムになっているのか?ということです。「システム利用料払っておいて、やってることは既存の不動産仲介業者がカバーしていたことと大差ない」を避けなければなりません。
ではどこで差別化していくのか。一つは、「情報の多さを武器にした営業」だと思います。空き家バンクの有無とは別に市では空き家の状況把握をしており、少なくとも平成24年の時点で378件の空き家を確認しています。この情報を基に制度登録への営業をうまくかけることができれば、既存の市場に出てこなかった物件を出すことも可能でしょう。
あるいは、システムに多額の費用を払うような制度であればあえて乗っからずに細々とやる、というのも十分考えられる選択肢でしょう。
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道の駅・保田小学校

ちょっと前にテレビでも話題になっていたので、鋸南町の新しい道の駅・保田小学校に行ってきました。名前の通り廃校となった小学校をリノベーションした道の駅で、とてもお洒落!温泉や簡易宿泊施設、子供用のプレイルーム、カフェもあり、滞在型と銘打つだけあって、土産屋に留まらない良い施設でした。
ただし、総事業費約12億円というのが気になります。もともと廃校を利用することでコストを抑えるという意義があったはずなのですが、普通の道の駅よりもコストがかかっています。(一般的な道の駅は10億円も行きません。建築費が高騰しているのは百も承知ですが)
実際建物を見るとわかるのですが、もともとのベランダ部分の先に増築したり、体育館がもはや別物レベルでリノベーションしていたりと、かなり気合が入っています。しかも体育館を生鮮品を扱う産直市場としているので、空調コストがものすごいのでは…
国の補助金も入っているとはいえ、これ、ペイできるんでしょうか?くしくも先日、山本幸三地方創生大臣が「地方創生とは地方の平均所得を上げること」との定義付けをし、まちづくり界隈(?)では「ようやく当然のことを言う人が出てきたか」と言われていますが、この道の駅が生み出す利益+周辺地域の所得向上が事業費に見合わなければ、最終的に割を食うのは将来世代です。
しかもハコモノは最初の事業費だけでなく、維持修繕コストも生じます。「交流人口が○人増えた」というような指標は通過点にすぎません。保田小学校が事業費に見合うだけの効果を出すことを祈ります。
まあ、普通に寄る分にはとても良い施設ですよ!個人的には千葉県南部の道の駅で一番好きです。IC降りてすぐなので旅行の際にはぜひ!