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長浦駅近くの廃ビルの状況

画像に含まれている可能性があるもの:空、屋外
長浦駅近く、県道沿いに廃ビルがあるのはご存知の方も多いかと思います。

以前から危険な状態であったため近頃市に状況を聞いたり解決方法を調べたりしていたのですが、先週の台風21号で外壁が一部崩落するという事態に至ってしまいました。市も空き家条例を少し前に創設していますが、このビルに関してはその前から建築基準法上の案件として対応しているそうです。

建築基準法ですと所管は県となるため、市・県で連携して10年前から指導に始まり3年前に措置命令(安全対策をしたり撤去したりするよう命令)が出されています。(このあたりまでは以前に議会でも緒方議員の質問への答弁で出ています)最終手段として行政側には代執行(本当は所有者がやるべきだが、緊急性の高さなどから行政が代わりに安全対策したり撤去したりすること)するという手段がありますが、費用を回収できないリスクが伴います。

しかしながら、運よく事故にならなかったものの崩落が実際に起きてしまっているという状況では、費用が回収できないリスクが伴うとしても致し方ないのではないかと思いますので、県に根本的な解決となるよう代執行の実行を強く求めていく必要があると考えています。(市の空き家条例に切り替えて市が代執行を実施するという手もなくはないと思いますが、助言や指導から猶予期限を設けながらの最終手段というステップが振出しに戻ってしまうため、かなり時間を要してしまうものと思われます。)
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那須塩原市、鹿沼市の視察(若手市議会の会)

2日間、研修を詰め込んだスケジュールでした。
関東若手市議会議員の会の研修として栃木にて、観光、シティプロモーション(那須塩原市)•児童の習熟度別指導(鹿沼市)リノベーションまちづくり(鹿沼市)さらにその帰りにそのまま知人から紹介いただいたリノベーションまちづくりについての講演会に。

リノベーションまちづくりについては実は来週も視察を行う予定ですが、難しいのは「あくまでも民間主導でないとうまくいかない」という点です。下手に補助金を突っ込めばまちごと死滅しかねません。行政側はどのような手助けが適切なのか、探っていきたいと思います。

また、習熟度別指導では児童の習熟度に応じて別れて学び、内容も科学的なアプローチから非常に工夫されていることで、児童がとても楽しそうに授業を受けているのが印象的でした。
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SIMかずさ2030開催

画像に含まれている可能性があるもの:5人、座ってる(複数の人)、室内
先日、かずさJC(青年会議所)のイベントとして、「SIMかずさ2030」を開催しました。

かずさ地域4市を仮想都市と見立てて、行政の部長役となった各人が財政に限りがあるなかでどの事業を選択していくか、投資的要素も踏まえながらチームで考えるというゲームです。

ゲームの都合上もちろん強引な設定もあったのですが、元ネタとなっている事業は本当にこの地域で取り組んでいること(有害鳥獣対策や工業団地整備など)でしたので、リアルな議論ができたのではないかと思います。

ゲームの元は熊本を起源として千葉市版をやっているのを見かけ、「ぜひかずさ地域版でやりたい」と企画してやらせていただきましたが、地域を担うJCおよび木更津商工会議所青年部の方たちの中で白熱した議論が交わされるのを見て、やってよかったなと確信しました。
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厳しい傾向の28年度決算

本日で9月定例化も閉会。議案・請願はこれまでご紹介したような異論はあったものの、全て可決となりました。

さて、今回は決算があり私も決算特別委員会として中身を精査しましたが、ざっくりと28年度決算の状況をお知らせします。

2つグラフの画像を用意しましたが、一つ目は他市との比較。
画像に含まれている可能性があるもの:テキスト

他の自治体の議員や職員の方と話していると「袖ケ浦市は財政いいから…」と未だに時々言われることがあるのですが、言うほどでもないですよ…というもの。特に予算の自由度が高くないのが課題です。

※他市の28年度決算数値はまだHP掲載がなく昨年の数値を使用しているため、あくまで目安です。

二つ目のグラフは過去10年分の推移をグラフにしたもの。

写真の説明はありません。

いったん下がった後、財政力は横ばい、自由度はどんどんなくなっていく傾向にあります。

実はこれでも景気効果などで以前の予測よりもだいぶ税収が上振れしており、「予測より良かったのだから、縮減したサービスを戻すべき」という意見の議員の方もいます。

しかし長期的に見ると、決して楽な状況ではないのがお分かりいただけるのではないかと思います。抑えるべきところは抑え、投資すべきところは投資する。当たり前ではありますが、こうしたメリハリの重要性が年々高まっているように思います。

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先生方の負担軽減になるICT活用を

今回の一般質問も無事終了しました。

一点目は「校務支援システム」の導入について。先生方の負担を減らすためのICT環境整備を来年4月から導入することが決まっているため、その具体的な内容を確認しました。
グループウェア、名簿の一元管理などの機能があるそうですが、今回注目したのは「リモートアクセス機能」です。育児等で自宅作業をしたい先生のサポートをする機能ですが、その分労務管理をきちんとしなければ負担が周りの目に見えづらくなる恐れがあるため、労務管理が非常に重要になります。

教員は制度上残業代の概念がないため、労務管理の意識が非常に薄い業界であることは暗黙の了解状態。リモートアクセスの導入で逆にそういった労務管理の意識の低さが潜在化するのではないか?という懸念から今回の質問を行いました。

基本的には「ログの管理やUSBの貸し出しで管理する」という回答でしたが、それらは「管理職(教頭や校長)の労務管理がしっかりしている」という前提が無ければ何の歯止めにもなりません。さらに現状の市内教員の勤務実態を確認しようとしたところ、全国的な文科省のデータはあるものの、市内としては把握はしていないとのこと。

やはり、そのような状態で単純に形だけ導入することは過労を潜在化させてしまう恐れが高いと思います。ICTシステムの導入といっても、結局は管理する人間の意識が前提になければ労務の適正化にはつながらないため、来年4月の導入までに管理と方針整備の徹底を求めました。

教員勤務実態調査(平成28年度)の集計(速報値)について(概要):文部科学省 –http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/04/1385174.htm
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平岡小幽谷分校の変化球整備案

今日から正式に9月定例会スタート。
議題は先日も書いた通り補正予算や決算、協働のまちづくり条例などがありますが、大きな話として請願が1件出ています。

内容は、「平岡小学校幽谷分校の運動場は市道・川原井林線を横断していかなければならず危ない。隣接するトッパンパッケージングサービス(以下トッパンPS)の出入り車両も多いことから相談していたところ、トッパンPSが校舎となりの田んぼを買い取って運動場として整備し、現在の運動場と交換する案を提示された。ぜひこの提案を実現してほしい。」というものです。

字面で説明してもよくわかりませんね。ということで、イメージは下の写真をご覧ください。
(※各敷地の範囲、特にトッパンPSの範囲はかなり適当です。あくまでイメージです。)
写真の説明はありません。
写真の説明はありません。

田んぼの場所が運動場となることで、生徒は道路を横断することなく校舎と運動場を行き来できるようになるという案です。さらにこの整備は「トッパンPSが全額費用を負担する」という条件です。つまり、市の費用負担ゼロ。トッパンPSにしてみれば工場の拡張+地域に対するCSRの一環ということなのでしょうが(※これは個人の推測です)、学校(児童)側と企業側に双方メリットがある提案と言えます。

請願書自体には記載はありませんでしたが、実は他の安全策として歩道橋や信号機設置などの案も以前に出ていたものの、交通量や費用の面から実現できていませんでした。そのため、今回の変化球ともいえる整備案の請願が出されるに至っています。

基本的には良い提案だと思っていますが、個人的に最も気がかりな点は、校舎敷地と田んぼは川を挟んでいるため、その間の通行方法があまりにも貧弱な橋だけであると、校舎敷地との一体性に欠け、現在の運動場敷地に比べて資産価値が落ちてしまうのではないかと言う点です。今日の総括質問でも、篠崎議員から「土壌の水はけなど、その後に追加の整備費用がかかるようなことにならないか」という懸念が示されましたが、「負担ゼロといっても実質マイナスにならないか」という点で似たような懸念と言えます。

ただ、どうもそこまで具体的な案になっている段階ではないので、今回の請願の扱いの範囲としてどうするかは難しいところです。争点は色々ありますが、長くなりましたのでひとまずこのあたりで…なお、私は所属していませんが詳しくは来週の文教福祉委員会で議論される予定です。

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ICTの力で地方活性化をーNPO法人 上総らぼ

富津市中央公民館で、NPO法人 上総らぼの島野理事長による「かずさ4市のAEDの設置場所をGoogleマップにマッピングしよう!」という高校生向けの企画を見学。
応募が多すぎたため、別日にも分けたそうです。元のデータが必要だったので袖ケ浦市分のデータ整理・提供で協力させていただきました(袖ケ浦市消防に一部データ提供いただき感謝いたします)。高校生が場所の住所データをエクセルで整理し、Googleマップで読み込んで地図上に一目で分かるように反映させる、という一連の作業を行っていました。

しかし今あるデータは公共施設分がほとんどであるため、今後民間施設の設置分を高校生に調べてもらって反映させていく予定です。

ちなみに、上総らぼは「ITの力で地方の活性化を」を掲げ、富津市ICTアドバイザーでもある島野理事長を筆頭に上総地域で活動されているそうです(今年5月に法人登記)。今後もVRの活用やスマホを使った道路整備状況の把握など、面白い企画がいろいろとあるそうです。
http://kazusalab.org/
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平川いきいきサポート

今日は午前の地域活性化委員会(傍聴)の後、午後から「平川いきいきサポート」を運営されている方々にお話を伺ってきました。

よくご存じでない方も多いと思うのですが、平川地区の公共交通が充実していないエリアにおいて、高齢者等の外出支援として送迎サービスを行うなどの生活支援をボランティアで行っているのです。

以前に試験的に導入して廃止したデマンドタクシーよりも利用者がかなり多いようですが、行政との責任区分、ITシステム環境など課題は少なくありません。

また、今月ちょうどお試し無料券が市の広報についていた路線バスですが、高齢者等の交通弱者にとっては「停留所まで歩けるくらいの元気があれば自分で運転する」「運転できないくらい弱っていれば停留所まで歩いて待つことができない」ことから、「本数を増やしても、この地域の高齢者等の交通弱者対策にはならない」ということで、公共交通対策の難しさを改めて感じました。
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放射性廃棄物の最終処分場「好ましい」マップ公表

本日、放射性廃棄物の最終処分場の候補地となり得る科学的特性マップが資源エネルギー庁より公表されました。要するに「最終処分場の場所を考えるにあたって、そもそも科学的にアウトなところとセーフなところをざっくり区別しました」というものです。

各紙報道によれば最終的な場所の決定まで20年程度はかかるとの見込みであり、この発表はこれから長い年月をかけて候補地を選定してくための大前提となる一歩ということにすぎませんので、この時点で大きく騒ぐような話ではありませんが、やはり各自治体にとっては大きな関心事項です。

袖ケ浦は、ちょうど北半分は「好ましくない」分類、南半分から木更津・君津沿岸部&東側にかけてが「(科学的特性に加えて)輸送面でも好ましい」分類となっており、議論の範囲には一応含まれるというところです。※あまり厳密な区分けではないそうです繰り返しになりますが、まだこれをもって自治体単位の議論をするには拙速な段階です。

しかしながら、いよいよ本格的に「トイレなきマンション」と例えられる議論に正面から取り組まなければなりません。
科学的特性マップ公表用サイト|放射性廃棄物について|原子力政策について|資源エネルギー庁 – http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/nuclear/rw/kagakutekitokuseimap/
核のごみ最終処分場「有望」900自治体に 陸地の3割 :日本経済新聞 –http://www.nikkei.com/article/DGXLASGG28H1D_Y7A720C1000000/?dg=1&nf=1