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庁舎工事契約(総務委員会)

今日の総務委員会では、陳情(核兵器禁止条約への署名・批准を求める意見書)1件と市役所新庁舎の工事契約を締結する議案などが審議されました。

新庁舎の議案でいくつか出た質問のうちポイントであると思う点では、
①耐震化工事を行う現新庁舎(分かりにくいですが、いま正面玄関がある棟)のコンクリート中性化がどの程度進んでいるか。
②基本設計では「耐震構造」としていたものを、ゼネコンの提案で「免震構造」としたことで、コストはどのくらい増えたのか

①のコンクリート中性化がなぜ大事かというと、詳しいことは省きますが鉄筋コンクリートの建物の寿命の目安になるからです。
もし寿命がそこまで見込めないのであれば、高い費用をかけて耐震化する必要性は薄くなります。が、その点は問題ないとのことでした。

②の免震構造への変更は、もちろん良いことなのですが問題は費用です。
一般論でいえば、免震構造というのは耐震構造に比べて費用が大きく変わってきます。
今まで視察した市庁舎の中には、全体としては耐震構造にしつつ重要なデータを保管する電算室だけ免震の部屋にして費用を最大限抑える、という手法をとった庁舎もありました。
しかしながら、今回は免震構造にすることそのものはコストアップとなるものの、免震構造になることで杭基礎ではなく直接基礎となったり、構造を耐震構造ほど頑丈に作らなくてすむ部分を削ったりすることで、全体としてはむしろマイナスになったとのこと。
非常に良い提案を受けたと思います。

こうして議案は全て委員会可決、陳情は核廃絶という目的には賛同できるとして趣旨採択となりました。
(本会議での採決は20日の議会最終日となります。)

 

※冒頭写真は以前に視察させていただいた鎌ヶ谷市役所のものです。

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